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2008年11月19日 (水)

NHK『プロフェッショナル』観ました★

昨日、NHKの『プロフェッショナル』という番組を観ました。NHKのドキュメンタリーは好きでよく観るのですが(一番好きな番組はフジテレビの『ザ・ノンフィクション』)、昨日の番組も良かったです。

昨日は、福岡県大牟田市のグループホームで認知症介護をしている大谷るみ子さんが出ていました。(下記が大谷さん。写真はNHKのHPより)

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大谷さんの何が凄いって、認知症の人に対する接し方。認知症の人が徘徊したがればとことん一緒に付き合って歩いて、心の声を聞こうとする。ご飯を食べなければ、ちょっとしたしぐさや表情から、なにを不安に思っているのかをじーっと観察する。

大谷さんは「相手の世界にお邪魔する」という表現をしていたけれど、認知症の人のことも、ちゃんと一人の人間としてつきあい、向き合い、声にならない声を一生懸命聞こうとしていた。”お世話する人”として上から目線ではなく、あくまでも足りないところを補うサポート役に徹していた。声がなくても、大谷さんは自ら”感じて”動いていた。

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以前、教育テレビで、認知症の人たちの特集番組があったのを思い出した。認知症になると、だんだんわからなくなったり、できなくなることが多くなっていくわけだが、そのこと自体を本人は自覚しているのだという。「わからなくなる」という感覚があるからこそ、とてつもない恐怖に襲われるのだと・・。だから、わめいたり、暴力的になったりするそうだ。

このことを聞いた時、ほんの少しだが、認知症にかかった時の恐怖を想像することができた気がした。それは本当に怖いだろうと思った。

話を戻すと、大谷さんは介護先進国と言われているデンマークを訪問し、ショックを受けたとも語っている。デンマークのグループホームの認知症の人たちの表情は大変穏やかで、日本の雰囲気とはまったく違っていたという。

当時、ジャズを聞き本を読んでいた人がいたので気になって職員に聞いて見ると、ジャズや本は、その認知症の人が元気な時に好きだったものを職員が調べて置いておいたものだと。そのグループホームでは、「その人の過去の人生を知らずして、お世話なんてできない」と考えているそう。「人間の尊厳とは何か」身にしみて感じたと大谷さんは語っていた。

・・・人はみな、老いていずれ死ぬ。「死ぬ」ということは、ビル・ゲイツでも麻生さんでも(もちろん私も)、すべての人に起きることで、”究極の平等”だとよく思うんですが、最期までにどれだけ精進できるかが勝負(!?)だと思うんですよね。大谷さんは、そういう意味では、ホント意義深い道を歩まれていると思います。

定年退職した私の知人で、「人間の老いの先には何があるのか」、老いの意義みたいなものがあればそれを見極めたいといって、老人ホームに身を置いている人がいるのですが、壮絶な話を聞き、ただただ凄いなぁと思ってるんですが・・・。

老いに向き合うと何が見えるんだろうか・・・。私も、なにかできることを見つけていきたいですね。

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